鈴木砂羽さんに「土下座を強要された」と女優・鳳恵弥(おおとり えみ)さんがブログで訴えているという件。
こちらのほうにがっつりまとめたんだけど、書ききれなかったのが「代役」云々の話。
鳳さんはじめ、事務所の方々がもっとも怒っているのが
まだ降板の意思を固めたわけではないのに鈴木砂羽さんが代役を立てていた
という点です。
ただ両者で食い違ってるし、なんかややこしいし、どうやら受け取り方の違いみたいな部分もあるんでないかなぁと感じますね。
っていうかこの話、すべてがそこに終結するんじゃないの?って思うのだけど。
ざっくり土下座強要事件の概要
鈴木砂羽さん主演&演出を手がける舞台『結婚の条件』が、2017年9月13〜18日に上演されました。
その出演女優である鳳恵弥さんと牧野美千子さんが、初日2日前に降板するというありえない事態がおこります。
しかもその原因は鈴木砂羽さんのパワハラであると。
9月9日に行われた通し稽古。本来は2回行われるはずだったのに鳳さんと牧野さんが別の仕事があるため、2回目には参加できないということが発端です。
このことは脚本&プロデューサーの江頭美智留さんしか知らず、鈴木砂羽さんはじめ他のキャストも聞かされてなかったため、ただただ戸惑う現場。
通し稽古の日に仕事が入ってるとかありえないだろ、そんな憤まんから2人を責めるような言動があり、それが「土下座強要」であるというのがあらましです。
詳しくはこちらをご覧ください。
鈴木砂羽が語る代役決定の舞台裏
2人が降板を決断に代役を決めたのか?という質問に対して、鈴木砂羽さんはこう答えています。
土下座と言われる日は2人は出て行って、次の日に「2人はもう来ません。ここには来ません。どうやら降板するらしい」と言われた。
「どういうことなんですか?」と聞いても江頭さんはじめ他の誰もわからないと言った。
「本当に降板ですか?」と聞くと、次の日に江頭さんから「降板です」と言われ、彼女たちとまだ話もしていないのに?と動揺した。
しかし本番2日前ということもあり、演出助手や劇団員と話し合い、急遽それぞれの知っている役者さんに声をかけようということになった。
でもこれは決定ではない。
声をかけた役者さんたちにも「まだ彼女たちが戻ってくる可能性があるから少し待って欲しい」と伝えていた。
演出家だし、本番2日前ということを考えれば至極真っ当に思えますよね。特に違和感はない。
ただこれが鳳さんサイドの意見になると大きく食い違うんですね。
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鳳恵弥・牧野美千子の事務所は?
鳳さん・牧野さんが所属する『しぃぼるとぷろだくしょん』は、ことの経緯をFacebookにてあげています。
降板はこちらが申し出たのではなく、代役を立てると一方的に言われた
というのが大筋です。
この長文のFacebookや様々な取材に応じた最高執行責任者・関口忠相氏の発言をまとめると以下のような流れになります。
9月9日(騒動の日)
その日の夜、江頭さんが事務所をおとずれ「これまで通り出演して欲しい」との依頼があったので、承諾していた。
しかしそのときに、代役を頼まれた人物から江頭さんに連絡があり、鈴木砂羽さんが江頭さんの許可を得ずに代役を探していたことが発覚した。
江頭さんが「皆さんが揃わないのであれば公演中止にするつもりだ」と言うと、鈴木砂羽さんは「あんたにはそんな権利はない」と言い捨てた。
9月10日
江頭さんより「中止にはできないので戻って欲しい」との要望があり、承諾した。
その際に「ホリプロ(鈴木砂羽の所属事務所)からも謝罪がある」と話があったので「謝罪の必要はない」と断ったが、どうしてもと言われたので承諾した。
夜になり江頭さんより「ホリプロは謝罪しないことになった」との連絡を受け、それと同時に出演を念押しされているので了承している。
9月11日
江頭さんより「代役での公演をしなければならなくなった」との連絡があり、降板せざるを得なくなった。
鈴木砂羽さんのマネージャーからは以下のように謝罪を受けている。
「鈴木はこれまでトラブル続きで、ウチの“お荷物”だった。本当に申し訳ない。ただ会社として謝罪してしまうと、鈴木を守ることになってしまう。会社としては見放しているので、劇団が鈴木を降板させるなり、どうとでもしてほしい」
(引用:東スポWeb)
という流れですね。
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鳳恵弥のブログでの発言
鳳恵弥さんのブログも、だいたい似たような感じ。
- 通し稽古のあと、鳳さんの所属事務所で降板を視野に入れた話し合いが行われた
- 江頭さんも含めた話し合いの結果、進退を江頭さんに任せることとなった
- その場で江頭さん宛に「代役を頼まれた」大友さんからの電話があった
またどうするか決めてないのに代役を立てていることに憤慨したという話ですね。
江頭先生に向けられた砂羽さんの言葉は『代役でやるとかやらないとか、皆が揃わないと公演を中止にするとかしないとか、そんなのを決める権利はあんたにはない』とのこと・・・
(引用:鳳恵弥公式ブログ)
ここはバッチリあってるんだけど、牧野さんの発言がちょっと矛盾するんだな。
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牧野美千子ブログの矛盾点
事務所側は、こちらから降板すると言ったわけではなく、あくまで降板「させられた」という主張をしているわけなんですが。
牧野さんのブログだと、ちょっと違う感じに読みとれるんですよね。
一生懸命挑んでいた舞台を
本番2日前に降板することに
なりました。
同じ事務所の鳳恵弥さんと共に。事務所に所属した以上
その指示に従うのは当然ですが、もし、自分がフリーだったら、、
同じ結論を出さなかったかも。とも。
色んなことを飲み込んで
続行していたと思います。結果的に
事務所は私たちの立場を守ってくれました。(引用:牧野美千子公式ブログ)
えぇっと、これだと事務所の指示で降板したように思えるんですが、どうなってるの。
降板女優の所属事務所からの電話が5時間!
もうなんかいろいろ怖いんですけど。
江頭さんのマネージャーが言うにはですね、鳳さんらが降板するとなったおきに所属事務所側から2択を迫られたと。
- 公演を中止する
- 鈴木砂羽のパワハラによる降板というのを公式に発表する
だけど、公演中止はしなかったし、降板理由に鈴木さんのパワハラなんて言ってない。っていうかパワハラなんてなかったってのが制作サイドの意見だし。
劇団クロックガールズ・第15回本公演「結婚の条件」に出演予定でした鳳恵弥さん、牧野美千子さんが、諸事情のため止むを得ず降板ということになりました。
出演を楽しみにされていたお客様には心よりお詫び申し上げます。このような直前での発表となってしまったこと、重ねてお詫び申し上げます。
(引用:クロックガールズブログ)
劇団の公式ブログにはこんな当たり障りのない文章を掲載しました。
「話が違う!これじゃぁうちの女優たちが自分勝手に降板したような印象を与えてしまうじゃないか!」と激怒したわけです。
2人の所属事務所の社長から「幕は開きませんよ」「差し止めしますよ」「週刊誌から土下座の取材がうちに来ていますので」といった言葉を、11日未明に約5時間の電話で突きつけられた
(引用:デイリー)
夜中に5時間って、おっそろしい・・・
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ギャラの支払いについても揉めてる
なんかね、ギャラの支払いについても揉めてるらしいよ。そら揉める。
江頭さん側としては「スケジュール管理ミスだった」と認めていて、降板したもののギャラに関しては満額払うとしていました。
『しぃぼるとぷろだくしょん』側からは、「初日の幕が開くまでに振り込んで欲しい」と言われていたけれど、初日前日に鳳さんのブログがあがってしまった。
それされちゃうと、まずは話し合いでしょうということでギャラの支払いは保留になっている、ということらしいですわ。
なんかもういろいろおかしい。
ちなみに、「鈴木砂羽はウチのお荷物だった」と発言したとされる鈴木さんのマネージャーね。ホリプロは「ありえないこと」と一蹴してます。
んなもん、言うわけねーだろ、っていうやつです。ややこしい。何が真実で何が虚言なのか、よくわからないですね。
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