哀川翔(あいかわしょう)さんといえば、カブトムシをこよなく愛し、5人の子だくさんで独特の子育て論が話題で、そのほか数々の武勇伝をもつ男ですよね。
破天荒に生きてきたような翔さんですが、幼い頃には事故死した父の遺体を、母に代わって身元確認するという壮絶な体験をしているんです。
また30歳を過ぎてからは2度の心肺停止で生死の境をさまよったことも。
哀川翔さんの壮絶半生にせまります。
哀川翔のプロフィール
- 本名:福地 家宏(ふくち いえひろ)
- 生年月日: 1961年5月24日
- 出身地:徳島県徳島市
- 身長:178cm
- 血液型:AB型
- 兄弟:弟、妹
- 学歴:鹿屋市立鹿屋小学校、鹿屋市立第一鹿屋中学校、鹿児島県立高山高等学校、東京工学院専門学校卒業
父は海上自衛隊のパイロット
哀川翔さんの父・福地家興(いえおき)さんは海上自衛隊のパイロットでした。
かなり厳しい父親だったそうです。
真冬のある日、外から帰ってきた哀川翔さんが手を洗わずに煎餅を食べようとするのを見て、父が「手を洗え!」と注意しましたが、哀川翔さんはそれを無視。
煎餅をたべるや否や、怒った父は哀川翔さんの首根っこをつかみ、まだ沸かす前の水風呂に頭からほうりこんだのです。
母親が必死に止める姿が記憶に残っていると哀川翔さんは語っていました。
一方で、現在の哀川翔さんの趣味につながるような、釣りや虫採りにはよく連れていってもらったようで、厳しさと愛情が哀川翔さんと似てますね。
5歳で父の検視に立ち会う
哀川翔さんは5歳で、事故で亡くなった父の遺体確認をするという壮絶な体験をしています。
ある朝のこと、テレビのニュース速報に目をやると、画面に父親の顔が映し出されていました。海上自衛隊の飛行訓練中におこった事故の知らせでした。
合同訓練を終えて徳島基地に戻る途中、父の操縦するヘリが他の機体と接触して、海上に墜落したのです。

Free-Photos / Pixabay
「現地にいってほしい」とすぐに迎えの車がやってきたのですが、母は3人目の出産を控え鹿児島県の実家に戻っていて、家にはいませんでした。
それに母のお腹ではもう飛行機に乗ることもできません。
そこで哀川翔さんが母の代わりに現地に出向くことになったのです。たった5歳です。
いくら出産間近だからって5歳の子どもをひとりで行かせるとかちょっと考えられないんですが、そういう時代だったのでしょうか。
父の遺体が収容されたのは、事故から1週間がたったころでした。包帯が巻かれていたその男性をみて、哀川翔さんは父だと確信しました。
そして母に「ママ、間違いなくパパだったよ」と父の死を知らせました。
衝撃的な出来事ですが、5歳の子どもが事態を把握するにはあまりにも幼すぎて、父の死に対する悲しみはほとんどなかったそうです。
現地にずっと滞在していたから、ただただ家に帰りたいとそればかりだったと。
事故から11日がたって、弟が生まれました。
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2度の心肺停止
現在、5人の子どもの父親としても知られる哀川翔さん。
1995年に離婚歴のある公美さんと結婚し、34歳のときに結婚と同時に3人の子どもの父親になりました。
実はその結婚の少し前に、哀川翔さんが死の淵をさまようという衝撃的な出来事があったのです。
自宅で突然に…
お休みを自宅で過ごしていた翔さんでしたが、突然、激しいめまいに襲われてその場に倒れ込んでしまいました。
すぐに発見した奥さんが救急車を呼び、AEDでの蘇生処置でことなきを得ましたが、発見が遅れたらどうなっていたかわかりません。
1週間後に再び…
自宅での心肺停止から1週間後、都内の飲み屋でそれは起こりました。
公美さん、柳葉敏郎さん、渡部篤郎さんらとお酒を飲んでいた哀川翔さんでしたが、気持ちよくなったのかウトウト眠りはじめました。
眠るのはいつものことなのですが、普段は4〜5分で起きる哀川翔さんがなかなか起きないので、1週間前のことが頭をよぎり公美さんは不安になります。
すぐに呼吸と心音を確認してみると、すでに心肺停止の状態でした。事態はかなり緊迫しています。
- 哀川翔さんを店の入り口付近に運び、救急車を待つ
- 5分後、救急車が到着する
- 心臓マッサージを受けるも反応なし
- 1回目の電気ショックも反応なし
- 電圧をあげて、2回電気ショックをするも反応なし
すでに心肺停止から30分が経過し、哀川翔さんには酸素吸入が繰り返されていました。
絶望的な状況ですよね… そんな中で何度も哀川翔さんの名前を呼び続ける公美さん。

StockSnap / Pixabay
40分後、4回目のAEDを使用したとき、奇跡的に心臓が動き出しました。
本来であればここまで長い間、心肺が止まっていれば脳に重篤な後遺症が出ることはまぬがれないといいます。
しかし哀川翔さんは、なんの後遺症もなく回復している。
もしかしたら、店の入り口に運んだ際かあるいはどこかで1度心拍が戻った瞬間があったのかもしれないと専門家は推測しています。
それにしてもおそろしい。
哀川翔さんは人間ドックで「心臓に小さな穴が開いている」と指摘されていて、この「心房中隔欠損症」が原因ではないかと言われています。
生まれつき開いている場合もありますが、ストレスやお酒の飲み過ぎなどで後天的に開くこともあるそう。
現在は早寝早起きで健康的な生活を送っているというので、このまま健康第一でいってください!愛する奥さまのためにも。
コメント
本当は、気の弱い、人のいい人です!同郷人より!