コミカルな役からシリアスまで幅広い演技で楽しませてくれる名バイプレーヤー・小日向 文世(こひなた ふみよ)さん。
小日向さんが出ると観たくなるのよね。
剛力彩芽さん主演のドラマ『グ・ラ・メ!〜大宰相の料理人〜』では、内閣総理大臣・阿藤一郎役で出演します。
剛力ドラマは毎回いろいろと波紋がありますが、小日向さんといい、総料理長・清沢晴樹役の高橋一生さんといい、気になる面々です。
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小日向文世のプロフィール
本名:??
生年月日:1954年1月23日(62歳)
出身地:北海道
身長:
血液型:O型
兄弟:兄、姉
学歴:北海道三笠高等学校、東京写真専門学校(現専門学校東京ビジュアルアーツ)卒業
北海道出身の小日向さん。兄と姉のいる3人兄姉の末っ子として育ちました。
子煩悩な父親は、子どもと過ごすことが何よりも大好き。兄や姉に続いて小日向さんが上京すると、父も早期退職して上京するほどでした。
そんな父に育てられた小日向さんも、同じような父親に。
大学生になった息子さんのことは、小さい頃と変わらずに愛おしく、今でもハグを欠かさないそうです。
高校や大学など学歴は?
北海道三笠高等学校に通っていた小日向さんは、成績はさほどでもなかったそうですが、美術部に所属し、絵を描くことに夢中になっていきます。
美大を受けるほどの学力はなかったので、東京にあるデザイン学校へ。
しかしその年の冬にスキーで大怪我をしてしまいます。
複雑骨折。骨盤や大腿部の筋を移植するなど、1年以上をかけて8回の手術。その後遺症により、今でも肘がまがらないんだとか。
そんな不自由な日々を過ごす中で、自分に対して決めたことがありました。
自分に言い聞かせたんです。「小日向君、かわいそうに。これからは好きなことだけをやりなさい」って。これだけ痛い思いしたんだから、今後の人生は好きなことをして生きていこうと、そう心に決めたんです。
だけど、自分は何がしたいんだろう、と悩む日々だったと言います。
写真専門学校に転校したり、友人たちに刺激を受けながら生き方を探す小日向さん。そうして思い至ったのが「俳優になりたい」という思いでした。
今までは目立たない存在だったけれど、もっと自分という人間を見て欲しい。アピールしたいと。
中村雅俊の付き人に
しかし演技経験はない。『文学座』を受けるも落ちてしまう。
来年また受けよう、そう思っていたところに中村雅俊さんのコンサートスタッフとして声がかかり、付き人をつとめることになったのです。
それもすごいなーって思うんですが、小日向さんの思いは「スポットライトを浴びる人になりたい」ということ。
それがインカムを付けて、舞台袖でドライアイスを出している。なんとも歯がゆい思いだったといいます。
そんな日々を2年近くすごしたとき、「文学座よりはるかに入所金の安い劇団」を発見します。それが劇団「オンシアター自由劇場」でした。
履歴書にデザインと写真を学んできた経歴を書いたため、はじめは裏方として使われることばかりで辞めようと思ったこともありました。
しかし結局、23歳から42歳までの19年もの期間をこの劇団で過ごします。
演劇界では名前も少しずつ知られるようになっていましたが、42歳のときに劇団は解散してしまうのです。
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結婚して子どもも
39歳のときに、同じ劇団に所属する11歳下の女性と結婚。劇団が解散したころは、長男が生まれたばかりでした。
今後のことを思うとさぞ苦悩しただろうと思いましたが、
解散は自分の第二のスタートととらえ、むしろ目標だった映像の世界に「いよいよ行くぞ」とワクワクしていました。
なんて、ポジティブなんだ・・・
しかし現実は厳しく、仕事はほとんどなく貯金もない。生活資金がなくなると事務所に前借りし、仕事が入ると返済する状態だったといいます。
そうやって毎日家にいる夫に対して妻は何も言わず、ただ「いつか何とかなる」と信じていました。
普通は「仕事ないならバイトでもしてよ!」って言っちゃいますよね。小日向さんの奥さんはそう言うこともなかったそうです。
そんな時期を一緒に超えてきたからこその絆。
小日向さんは今でも「行ってきます」のキスを欠かしません。それは「死ぬまでそばにいてほしいと思ってるからよろしくね」そんな思いを現しているんだそうです。
堺雅人に似てる
47歳のときドラマ『HERO』で検察事務官・末次隆之を演じたことでブレイク。
もっと前から活躍していたイメージでしたが、そんなに遅咲きだったのですね。
現在もNHK大河『真田丸』では豊臣秀吉を好演している小日向さんですが、共演している主演・堺雅人さんとそっくりだと言われています。
そういえば、似てるかも!
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このことに気づいたのは作家の三谷幸喜さんで、面白がって、自身が脚本を手がけたNHK大河『新選組!』に2人をキャスティングするほど。
打ち上げでは2人並んでヅラをかぶせたり、なんてこともあったようです。
それ見たい!今回のキャスティングもそういった個人的な楽しみもあったのかしら。笑
小日向さんのほうも、はじめて堺さんに会ったとき「姉に似てるなぁ」と思ったそう。小日向さんとお姉さん、そっくりらしいです。
てことは、やっぱり本人も認めるほどのそっくりなのね。
若い頃がイケメン!
姉に似ている1枚として小日向さんが紹介した1枚がこちら。
18〜19歳ごろの小日向さんです。
うわ〜 髪の毛ふさふさだし、しかもイケメンですねー。
堺雅人さんにも似てますね、やっぱり。
小日向さんがどうやらイケメンだったらしい、という話はチラリと聞いていましたがこれは確かに。
でもこの顔で今のようなコミカルな芝居ってちょっと想像がつきませんね。やっぱり髪の毛はないほうがいいのかも。笑
本人も「髪の毛がなくなってから怖い役もくるようになった」っていうし、うんうん、いらないね。
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息子も演劇の道へ
愛情を注いできた2人の息子たち。長男は大学で演劇部に所属しています。
俳優として活躍している父と、そしてかつて劇団員だった母の子どもです。いつか親子共演とか見られるのかなぁ。
若い頃の小日向さん同様に、ふさふさのイケメンだろうかと、それもまた気になるところですが。笑
現在、62歳の小日向さん。
「また出て来たよ、セリフもろくに覚えられないくせにさ」って陰口叩かれながらでも役者を続けていきたいと言います。
ひょうひょうとしているけど、なんかかっこいいですね、小日向さん!
『HERO』観なおしたくなってきたなー
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