『相棒』からの衝撃的な卒業以来、頭から離れない成宮寛貴(なりみや ひろき)さんです。
成宮くんの涙にはぐっときます。本当に悪役が似合う。ドラマ『高校教師』のときのようないっちゃってる役もいいけど、深い悲しみや影を背負った役には引き込まれますね。
それには彼の苦労の生い立ちが関係しているのでしょうか。
成宮寛貴のプロフィール
本名:平宮博重(なりみや ひろしげ)
生年月日:1982年9月14日(32歳)
出身地:東京都
身長:172cm
血液型:A型
兄弟:弟(6歳下)
学歴:港区立三田中学校卒業
「成宮」は芸名なんですが、本名も「平宮」と書いて「なりみや」と呼ぶそうです。すごく変わった苗字ですよね。
沖縄県には「平宮」姓がいるそうなのですが、こちらは「ひらみや」と呼ぶようです。成宮さんのルーツはどこか調べてみると、やはり親が沖縄出身という情報もありました。
彫りが深くて本当に綺麗な顔立ちなので、沖縄の血が入っていると言われればそうかなとも思えますね。
壮絶な生い立ち
成宮さんといえば、その生い立ちにはとても苦労が多かったということは有名な話です。チャラい役も多く、その見た目とのギャップに驚いた人も多いでしょう。
両親は幼い頃に離婚。成宮さんと6歳下の弟、母親の3人での生活が始まりました。「子供のころはすごく貧乏だった」と成宮さんは語っていたそうですが、一方で「母親の選んだラルフローレンの服ばかり着せられていた」とも。
ラルフローレン、とても小学生の、ましてや男児の普段着には着せたくないわ。これを着せられるって経済的にかなり余裕がないと無理な気がするんですが。
母子家庭、服装のことや、個性が強く友達とうまく付き合うことが出来ない性格からクラスメイトによるイジメ。物がなくなったり、暴力、押さえつけられて口の中にツバを吐かれたこともあったんだとか…
母親には「そこで負けたらおしまいよ!」と言われていたため、学校を休むことはありませんでした。しかし、そんな経験から、中学生になると自分を隠して、他人と合わせる術を身につけていたと言います。
母親の死
そんな中、中学2年生、14歳のときに母親が亡くなってしまいます。母子家庭で母親を失うって、子供の心にはどれだけ大きな悲しみと不安を抱えたことか… 弟はまだ8歳でした。
その後、祖母が成宮さんら兄弟を引き取りましたが、実はこの祖母とは血がつながっていなかったと、インタビューで明かしています。
「祖母」というのは、成宮家のお手伝いをしていた女性だそうです。親を亡くした幼い子供たちを不憫に想い引き取ることにしたのか、生前に母親と交わした約束だったのかは分かりませんが。
しかし先ほどのラルフローレンの話ともつながりますが、お手伝いを雇えるほど裕福だったのかというのが疑問ですね。
もしかしたら実の父親は経済力のある人だったのかもしれません。お手伝いさんも父親と暮らしていたときのご縁の方なのか。ちなみに父親は健在だそうです。
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アルバイトは新宿2丁目?
中学を卒業すると、高校には進学せずにアルバイト生活を始めます。割りのいいバイトをいくつも経験してきたそうですが、その中のひとつが新宿にある『天草引越センター』。
とても真面目で働き者だった成宮さんは、会社の人たちからも可愛がられ、またそのルックスからお客さん達にも大人気だったそうです!確かにこんな引っ越し屋さんが来たら舞い上がりますね(笑)
今でも天草引越センター時代の人たちと交流があるというので、成宮さんの飾らない性格が伺えますね。
ただ成宮さんには「弟を養って行かなければいけない」という大事な役目があり、そのために「高給な仕事」を求めていました。そこで向かったのが、新宿2丁目。
同性愛者向けのバーやクラブなどが集中しており、ゲイの町として知られています。バーで働き始めた成宮さんは、そこでも大人気だったといいます。
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弟を大学院までいかせた
「祖母と3人暮らし」だった生活から「弟との2人暮らし」に変わった時期がいつなのかはよくわかりませんでしたが、弟さんが高校生になった頃には兄弟だけでの生活になっています。
2003年、21歳のときに『情熱大陸』に出演した成宮さんが、宿泊先のホテルから当時、高校1年生の弟さんに電話する様子はとても優しいお兄ちゃんでした。
成宮「もしもし。お前今どこにいんの?家?飯食った?何食ったの?ふふふ、カレーばっか食ってんじゃん。またお前、冷房付けっぱなしだったよ。南極みたいだった(笑) とりあえず今日泊まりだから。うん、鍵締めて」
密着のスタッフに「学費はどうしてるんですか?」と質問された成宮さんは、
成宮「学費は普通に俺が払ってます(笑) でも普通なんで。(世間的には)特別ですけど、特別じゃない、普通なんで」
と答えていました。その弟さんも、高校と大学を卒業し、今は大学院に進んでいるという情報もあります。
兄は中卒で、弟は大学院までってなんだか成宮さんが可哀想に思えてしまいますが、そこにはきっと弟さんなりの決意があったと思います。
成宮さんは芸能界入りを決めたとき『一発逆転したい』と思ったと言います。両親がいない、経済的にも恵まれなかった境遇から、成宮さんは芸能界で、弟さんは学業を全うすることで一発逆転を計ったのではないでしょうか。
弟の彼女と…
成宮さんは弟さんのことを「弟は世界で一番大切な存在」と言います。弟が大好きで、昔は毎日チューしていたんだとか(笑)
年の離れた弟の親代わりをずっとしてきて、かわいさもひとしおなんでしょうねぇ。
そんな弟からの苦情は…「兄の部屋がぐちゃぐちゃ!ちゃんと片付けて!」だそうで(笑) かわいいですね。仕事が忙しいときは、服は脱ぎっぱなしで何もかも出しっぱなしだそうです。
お兄ちゃん、忙しいものね。
普段は家では、一糸まとわぬ姿で過ごしているそうで、なんとその状態で家にやってきた弟さんの彼女と玄関でバッタリ!ってえぇ〜!
彼女さんもビックリしたでしょうね…裸の成宮寛貴。衝撃です。
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デビューのきっかけ
デビューのきっかけをつかんだのは新宿2丁目時代。成宮さんが働いていたバーは芸能人もよく訪れるお店で、ここに客として来店したかたせ梨乃さんに声を掛けられたことがきっかけでした。
「何かやらなくちゃいけない。でも中卒の自分に何が出来るのか。学歴が関係なく、ずっと続けられて、自分がそこにいる意味がある仕事」それを模索していた成宮さんにとって、芸能界というのは「ありかもしれない」世界でした。
殊勝に芸能界や俳優を目指していたわけではなく、ただただハングリーに。そういうところが成宮さんの魅力なんでしょうね。
宮本亜門(みやもと あもん)さんの舞台『滅びかけた人類、その愛の本質とは…』のオーディションを受け、3000人の中から見事合格。宮本さんも「何かある」とその魅力に惹かれ、なんと演技経験ゼロの成宮さんに主役級の役を与えました。
その舞台を観に来た、TRICKなどを手がけた堤幸彦(つつみ ゆきひこ)監督に声を掛けられ、翌年には映画『溺れる魚』で映画デビュー。
同じ年に、ドラマ『金田一少年の事件簿』でテレビデビューし、『ごくせん』の第1シリーズでブレイクし、現在まで人気は衰えていません。
相棒卒業
2012年10月、『相棒 season11』から、水谷豊(みずたに ゆたか)さん演じる杉下右京の相棒として登場。及川光博(おいかわ みつひろ)さんの後を引き継ぐ形で、新相棒・甲斐享が誕生しました。
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相棒の世界観も、それまでも成宮さんのイメージからはかけ離れていたので、かなり意外でしたね。
しかし、それを一番気にしていたのは成宮さんで、自分のセリフの言い回しや演技について、水谷さんに細かなところまで質問するなど謙虚に役に取り組んでいたと言います。
おかげで、キャスティングから演出まですべてに決定権を持つほど権威のある水谷さんとの関係は良好で、元々の約束であった2年から1年延長して、3年もの間、相棒を務めることになりました。
デビュー当時「3年やってダメなら辞めようと思った」という成宮さんですが、ドラマ『相棒』での任務を果たした今、ますます活躍の場を広げていきそうです!
コメント
成宮くん、今まで見てきた人達の中で、1番かっこいいです。今でも大ファンです。無理しないで、成宮くんのしたい通りに生きてください。万が一成宮くんに会った時も、休みたいだろうから出来るだけ騒がないようにします。
あずみちゃんも成宮君好きなんですね。・(つд`。)・。病気になってないとかそれさえわかればいいんですがあずみちゃんも連絡できないんでしょうか( >Д<;)