泣けるパラパラ漫画でブレイクしたお笑い芸人の鉄拳(てっけん)さんが、今度はあのディズニーとコラボっていうんだから驚きです!鉄拳さんの勢いは止まりませんね!
「こんな○○はいやだ」というフリップ芸でブレイクした鉄拳さんが、パラパラ漫画を描き始めたきっかけはなんだったんでしょう。
作品作りは奥さんも手伝ってくれているんだとか。って結婚してたの!?
鉄拳のプロフィール
本名:倉科 岳文 (くらしな たけふみ)
生年月日:1972年5月12日(42歳)
出身地:長野県大町市
兄弟:兄
身長:171cm
血液型:AB型
学歴:長野県大町高等学校卒業
長野県大町にある床屋さん「倉科理容所」の次男坊として生まれた鉄拳さんは、地元に帰れば「床屋の息子」と呼ばれています。
2002年に出版された作品集『こんな○○は××だ!』が地元の書店に並ぶと「床屋の息子」とPOPがつけられるほど。
鉄拳さん自身、大町市の観光大使を務めているほか、3ヶ月に1度は実家に戻り、父親に髪を切ってもらっているんだとか。あの妙な髪型はお父さんのお手製だったんですね。
漫画家、プロレスラー、俳優を目指し挫折
高校時代、漫画を描いて『週刊ヤングマガジン』に応募すると『ちばてつや賞』を受賞。なんとこれが初めての応募で、いきなり賞をとったものだから「漫画って簡単なもんだな」と勘違いしてしまいます。
調子に乗っていた鉄拳さんでしたが、その後の作品は泣かず飛ばすであっさり漫画家の夢は諦めます。
で、次に目指したのはプロレスラー。プロレスが好きだったので、試しにプロテストを受けてみると合格。入ってみると他の練習生とは別メニューで「ワンツーの練習」ばかり。
これはおかしいと思って聞いてみると、レフェリー要員として採用されていたという事実。半年で退団します。
何がしたいのかしら?とちょっと疑問ですが、どうやら鉄拳さんの夢は「有名になりたい!」ということだったようです。
有名になるためにはどうしたらいいのか・・・そんなとき「合格すればすぐCMや舞台に出られる!」という触れ込みを見て、劇団に所属。稽古中に滑舌の悪さを笑われたので頭にきて退団・・・
あれあれ、あんなに根気のいるパラパラ漫画を作っているのに、意外と軽い・・・
さて、有名になるにはどうしたらいいんだろう。
というわけで、当時「ボキャブラ天国」などでお笑いブームだったことから、お笑い芸人を目指すことに。なるほど。
こんな○○はいやだでブレイク
これまで何の脈絡もなかった経歴が、芸人となるときに一筋の道でつながりました。
・絵が得意
・元プロレスラー(?)
・滑舌が悪い
それらを複合して出来たのが、プロレスラーの恰好をして滑舌悪く話すフリップ芸の鉄拳でした。
というか、あれプロレスラーの恰好だったんですね。よく分かってませんでした。
顔の白塗りは「親にお笑いしていることを内緒にしていたため」と、どうやら家庭の事情だったようです。
お笑いでは苦労するかと思いきや、いきなりお笑いライブで優勝するようになり、あれよあれよとテレビにも出演、すぐにネタを集めた作品集の出版も決まり、これもベストセラーとなります。
トントン拍子・・・まさにそんな感じですね。
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パラパラ漫画をはじめたきっかけ
とはいえ、お笑いブームは徐々に衰退を迎えていきます。ネタ見せ番組がなくなり、鉄拳さんのような「トークが苦手なネタ芸人」は活躍の場を失っていきました。
芸人を辞めて地元に帰ろう。
安住の地を求め、土地も探し始めていました。地元の友人からも地元紙のイラストの仕事を紹介されており、あとは最後の仕事を終えるだけとなっていた、そんなときに舞い込んできたのがパラパラ漫画の仕事でした。
番組の企画でカラオケの映像を作ることになり、そこで初めて描いたパラパラ漫画が高い評価を受け、次々と仕事が入るようになったのです。
いや、この人、本当にすごいですね。
ビギナーズラックというのか、こうも続くとやっぱりこれは持って生まれたものなんでしょうね。
結婚した妻は元ファン
最初のブレイクでネタ本がベストセラーとなった年、5年付き合っていた彼女と結婚しました。
お笑いで人気がありながらも、その見た目や話し方から「気持ち悪い」と言われていた鉄拳さんの最初のファンが奥さんでした。
ライブが終わると1人だけ出待ちをしてくれた女性。次第に話すようになり、食事をするようになり、自然と交際が始まりました。
芸人という職業柄、経済的な安定を保証できず結婚を足踏みしていた鉄拳さんに、きっかけをくれたのも奥さんだったそうです。
鉄拳さんが描いた奥さんの似顔絵。
今はパラパラ漫画のべた塗り(髪の毛など黒色に塗りつぶす作業)を担当してくれ、2人で作業をしているんだとか。
ただ、パラパラ漫画の制作作業は、ほぼ毎日家にいる生活になるので、夫婦の作業時間をずらすなどお互いのストレスを溜めないように配慮しているそうです。
確かに24時間一緒にいるとお互いにイライラしそうですよね。
鉄拳の自宅兼、作業場
パラパラ漫画は1秒間に6枚、3分の作品でも1000枚以上を要します。鉄拳さんの場合、1日14時間かけて6枚作るので、1秒のアニメーションを作るのに1日かかるということですね。
気の遠くなるような作業です・・・
その作業を行っているのが自宅。かなり儲けていると思っていましたが、意外に質素な暮らしぶりのようですね。
奥さんの作業は、同じリビングにあるダイニングテーブルで。
だいたい鉄拳さんが夜間に作業をして、奥さんが昼間という風にしているそうです。
あ、素顔の鉄拳!マスクをとると・・・
おぅ、普通だ。もっとひ弱な感じを想像していました。意外です。
ディズニーとのコラボでベイマックス
海外アーティストやミュージシャン、ベストセラー作家などなど次々とコラボしてその評価は日本を飛び越えて世界にも及ぶほど。
あのディズニーの関係者が、鉄拳さんの作品を見てアメリカ本社にそれを送ったところ、鉄拳さんが映画『ベイマックス』のプロモーションビデオを手がけることが決まりました!
ディズニーが外部に依頼するのは、これが初めてのことだそうです。
すごすぎる!!
ベイマックス、まだ見ていなかったんですが、このプロモーションビデオを見たら、見たくなってしまいました。
これからもますます活躍が期待されますね。今後の作品が楽しみです!
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