「ママとパパが生きる理由」原作のブログ。夫婦で余命宣告を受けた実話(1)

吹石一恵(ふきいし かずえ)さん、青木崇高(あおき むねたか)さんが夫婦役で登場するドラマ『ママとパパが生きる理由』。

幼い子どもを抱えた夫婦が乳がんと肺がんで余命宣告を受けるというお話です。

そんなすごい設定はいくらドラマとはいえやり過ぎ、と思ったのですが、驚くべきことにこれは本当にあった出来事なのです。

原案となった芽生さんのブログ

『私、乳がん。夫、肺がん。30代で同時にがん宣告を受けた夫婦の闘病記』というブログがあります。ブログの主は『芽生(めい)』さんという1973年生まれの女性。

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彼女には、2人の娘さんがいます。

  • 長女:2006年生まれ
  • 次女:2012年5月生まれ

長女の誕生から6年後に生まれた待望の次女。幸せの中にいた家族を悲劇が襲ったのは、次女がうまれて間もなくのことでした。

芽生さんは、自分が乳がんに冒されていることを知るのです。しかもその直後に夫・けんさんもまた、肺がんであることが判明します。

私の心は折れていない。絶望もしていない。きっと治してみせると強い決意をして、笑って日々を過ごせている。
2人の幼い娘のために、まだまだ生きたいのだ。

(引用:『私、乳がん。夫、肺がん。30代で同時にがん宣告を受けた夫婦の闘病記』)

そんな強い気持ちで、彼女は闘病記をブログに綴りはじめました。最初の記事は2012年9月。次女が生まれて4ヶ月のころでした。

出産直後から感じた胸のしこり

胸のしこりに気づいたのは出産直後、まだ産後の入院中でした。助産師さんに話すと「母乳が詰まっているのね」と。

経験のある方は分かると思いますが、授乳期はたびたび母乳がつまり胸にボコボコとした固まりを感じることがあります。

助産師さんの言うこともよく分かるし、芽生さんもその返答に特に違和感も感じませんでした。

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芽生さんは退院したあとも、そのしこりを感じていました。

しかし市の助産師さんや母乳マッサージに相談しても産院の助産師さんと同じ回答が返ってくるのです。

そのうちに胸に痛みを感じるようになり、乳腺炎(母乳が乳腺につまり炎症を起こす)かもしれないと、母乳育児相談外来へ行きました。

「母乳がつまってるのかもしれないね」やはり同じように診断されますが、念のため乳腺外科の受診を勧められました。

乳腺外科で乳がん発覚

2012年7月下旬、乳腺外科を受診。

そこでようやく「これは母乳の詰まりではない」と診断されるのです。最初に違和感を感じてから2ヶ月後のことです。

細胞検査をしましたが、1週間後に判定が出ましたが良性か悪性かを判断できなかったため、再検査となりました。

再検査から1週間。最初の細胞検査から2週間が経ったころ、病院から「検査結果が出たので再度受診するように」との電話をうけました。

電話の印象はかなりライトな感じ。
ご家族も一緒に…とか言われなかったし、きっと大丈夫だったんだ。

(引用:『私、乳がん。夫、肺がん。30代で同時にがん宣告を受けた夫婦の闘病記』)

不安のなかで少しでもポジティブに考えようとしていたんだと思います。

そして、芽生さんは1人で “がん告知” を受けることになったのです。「初期ではない」「手術できる状態ではない」「すぐに大きな病院へ」

肝臓とリンパへの転移

芽生さんはけんさんに病気を打ち明けると同時に謝罪しました。

こんな病気になってしまって、家族には精神的にも肉体的にも経済的にも迷惑をかけてしまうことになる、ごめんなさい、と。

夫は、私が謝ることは何もないといって、涙を流した。

胸が無くなろうと、腕が無くなろうと、どんな姿になったとしても
生きていてさえくれればそれでいいんだと言って、泣いた。

(引用:『私、乳がん。夫、肺がん。30代で同時にがん宣告を受けた夫婦の闘病記』)

すぐに大学病院への転院を決め、週明けの月曜日に病院を受診しました。

6時間ほどかけて転移がないかあらゆる検査を行った結果、肝臓とリンパに転移がみつかり、手術ができない「ステージⅣ(4)」と診断されたのです。

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この日を迎える前に、ネットや本で情報収集して覚悟を決めていた芽生さんは気丈に振る舞うも涙が止まりません。隣にいるけんさんも溢れる涙を止められませんでした。

1週間後から抗がん剤治療が始められることが決まりました。

夫の肺がんが発覚

この頃、けんさんもまた首の腫れを気にして病院を受診していました。その検査結果が出たのは、芽生さんの転移が分かってから3日後のことです。

肺周辺に腫瘍が見られるため病理検査を

芽生さんが初めての抗がん剤治療を受けた翌日、9月5日。病院に家族が呼び出され、今度はけんさんの告知を受けました。

「肺腺がん」「転移も見られる」「ステージⅢb」、そして余命は1年半から2年

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夫と2人きりになった時、泣かないと決めていたのに泣いてしまった。

でも、あきらめないんだ。

絶対に、夫婦で治ってやるんだ。

一緒にがんばろう。

絶対に、大丈夫。

2人でそう話した。

(引用:『私、乳がん。夫、肺がん。30代で同時にがん宣告を受けた夫婦の闘病記』)

夫婦の闘病

けんさんは入院し、抗がん剤治療を受けることになりました。芽生さんは自宅での療養生活。

療養といっても生まれたばかりの小さな赤ちゃんと、5歳の幼い子どもを抱えて安静にすごすことなどできるわけがない。

治療の副作用、免疫力の低下で体調もままならない中で、どれだけ壮絶だったか。

その上、けんさんも芽生さんも「苦しんでいる相手を支えたいのにそれが出来ない」というもどかしさを抱えていました。

けんさんは「退院したらすぐに働く」と言い、芽生さんに「大変な時なのにそばにいてあげられなくてごめん」と謝りました。

お互い、思うのは相手の事ばかり。
自分の事よりよほど心配なのである。

(引用:『私、乳がん。夫、肺がん。30代で同時にがん宣告を受けた夫婦の闘病記』)

そんな風に相手を思いやる力は、自分が病気だということを忘れさせてしまうほど。

本当に大変な試練の中でもなお「悪いことばかりではない。きっと乗り越えられると信じている」と芽生さんは綴っています。

 この記事へのコメント

  1. ちーちゃん より:

    夫婦二人にも非はあります。
    二人とも日頃からどうしてガン検診を受けていなかったのでしょう?
    若い人は進行が速いとよく言われています。
    30代なら、主婦は検診をよく受けていますよ。
    夫も大きな会社ならガン検診を受けさせるのですが、小さな会社でしたからね。
    妻が促すべきだと思います。
    家族の健康管理も妻の大事な仕事です。
    世間では普通にそう言われています。

  2. はいはい より:

    は?
    二人に非があるとか、妻が管理してないのがどうとか、世間ではどうとか、、
    なにが言いたいの?
    自論の正当性を主張したいの?
    馬鹿じゃねえの?
    残された子供達にあんたそんな事言えんのか?

  3. 親が、ガンでした より:

    自己管理、難しいと、思いますが、まさかー自分が!!これが、現実です。
    C型肝炎、エイズ、皆さんガンも含めて、検索してますか!?
    ちーちゃん、二人に、非は無いですよ。
    はいはいさん、そんな言い方は、良くないと、思います。
    私は、俺は、では無いと、思います。
    病気は、その人本人だからです。
    後は、回りにいる人の、考えだからです。
    二人とも、言い方が、良くないと、思います。
    私は、今のところ、ガンではないですが、母親の兄弟が、三人、母親も含めたら、四人癌に、なりました。
    生きているのは、二人になります。

  4. 美由紀 より:

    私は看護しとして ガンの看護をしてきました。何人もの最後を看取りました。そんな私の主人もステージ4の大腸がん 肝臓転移でした。看護師なのになんでだろー もっと早くにわからなかったのかと自分をせめることもあります。でも最後まで何もできません。子供もまだ小さくどうしていいかわかりませんが、がんばります。

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