奥山佳恵さん、3歳になったばかりの次男がダウン症であるということを10/6放送のテレビ『私の何がイケないの? 緊急2時間スペシャル』で初告白するそうです。
奥山さんといえば、かつてバラエティ番組で活躍されていて、太い眉毛と大きな声、はつらつとした笑顔がトレードマークのタレントさんですよね。
最近はあまりテレビで見かけることもなかったので、久しぶりに名前を聞いたら、このような告白で驚きました。
どうしてこのような告白に至ったのでしょうか。
奥山佳恵のプロフィール
生年月日:1974年3月11日
出身地:東京都目黒区
身長:167cm
血液型:O型
学歴:東京都立深沢高等学校
2001年にヘアメイクアップアーティストの稲葉功二郎さんと結婚し、翌年の6月に長男・空良(そら)くんを出産しました。
それから9年後の2011年9月に次男・美良生(みらい)くんを出産しました。
奥山さんは、美良生くんを “ライちゃん” や “ライライ” という愛称で呼び、ブログ『奥山佳恵のてきとう絵日記』でも子供たちの成長や日々の生活について綴っています。
そして2013年3月、自身の39歳の誕生日について綴った記事の中で初めて、ライちゃんがダウン症であることを告白しました。
きょうは、いままでみなさまにお知らせしていなかった、
けれどずっと言いたいと思っていた、大切なお話を書くね。ライライこと、私のかわいい美良生くんは、
ダウンちゃんとして生まれました!
奥山さんは、生後1ヶ月のときに受けた検査で、ライちゃんがダウン症であることを知りました。
2013年春から新出生前診断というものが始まり、母親の血液検査によってダウン症を含む染色体異常の有無がわかるようになりました。
ですが奥山さんが妊娠中であった2011年時点では、羊水検査が主流でした。
羊水検査は精度の高さというメリットがある一方で、流産のリスクなどデメリットも併せ持っています。
奥山さんもそのリスクを考慮してなのか、出生前診断を受けていないようです。
本人も『あたりまえに、健常の子が生まれると思っていた』と語っているので、2人目の出産ということもあり検査の検討もしていなかったのかもしれません。
ダウン症が発覚した経緯
この日のブログで、ライちゃんのダウン症が発覚するまでの経緯が細かく記載されています。
ライちゃんは2,350gで誕生しました。
2,500g未満は低出生体重児となります。出産日は予定日の1週間前なので早産ではないですね。
小さく誕生したライちゃんはなかなか黄疸(おうだん)が取れず、生後2日目に入院することに。離ればなれになったことが寂しくて辛くて、奥山さんは毎日泣いていたといいます。
そりゃそうですよね、お腹の中にいた大切な愛おしい我が子、会いたくて会いたくて、やっと会えたと思ったら離ればなれ。
産後にホルモンの調整が不安定な状況で、本当に辛かっただろうと思います。
奥山さんは産後間もない体で、毎日病院に通い授乳しますが、ライちゃんの体重はなかなか増えません。
精密検査を受けたところ、心臓に穴があいていることがわかりました。(心室中核欠損症)
そして生後1ヶ月。染色体検査により異常が発見され、ダウン症が発覚しました。
生後約8ヶ月までに5回の入院と、心臓の穴をふさぐために3回の手術。
人工心肺装置を使って一度心臓を止めて行うという過酷な手術を、ライちゃんも家族も乗り越えました。
手術は大成功で、もう心臓の問題もなにもないそうです!
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ダウン症を受け止め歩き出す家族
ダウン症という結果を聞いたときは、血の気がサーッとひいて目の前が真っ暗になったという奥山さん。
これから歩んでいく道の険しさ、歩いたことのない、地図もない山へと向かうような気持ち。
でも、分からないことだらけの中でただひとつ分かっていることがありました。それは
ライライがだいすきだということ。
とってもかわいいと思っていること。
泣きながらその気持ちを伝えると、ご主人も『それだけで、じゅうぶんなんじゃないかなあと思うよ』と。
きっと母が核心もって言えるのはそれだけなんだろうなと思います。
でもそれが全ての原動力で、子供を愛する力ほど子供や自分自身を支えるものってないと思う。
当時小学4年生だった長男のそらくんにも弟の病気について話しました。最初はショックを受けて、でもすぐに
「ぼくはライライと遊ぶよ。それだけはたしか。
たとえ、どんなライライでも。」
と。あ、泣いてまう・・・
こうやって公表することで、お友達にからかわれたりするんじゃないかと心配した奥山さんでしたが、そらくんは
「ぜんぜん大丈夫。もし、からかわれたら
「そうだよ。うちの弟はゆーっくり大きくなるんだ。だから、かわいい時期がいーっぱいたのしめるんだ。いいでしょー!」
って自慢してやるもん。(・∀・)」
と言ったそうです。うわ、もうボロボロ・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
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なぜ公表しようと思ったのか
ブログでライちゃんのダウン症を公表した理由についてこう言っています。
なにも特別なことはないの。
だからね、ライライと過ごしているフツーの日々を
みなさまにもお伝えしよう、と思いました! (・∀・)
このときライちゃんは1歳5ヶ月。ハイハイの練習中でした。
ダウン症だと言わなければ、1歳5ヶ月でハイハイってなんで??ってなります。
だから書けない。
そういうことがいっぱいあったんだろうと思います。
それまで家族の日常を楽しく綴ってきたブログに次男のこと書くことが出来ない。
『私たちは2人の子どもを授かりました。みんなでたのしく暮らしています。』
ただそれだけのことを伝えたいと、奥山さんはブログで公表しました。
そして今回テレビでもお話するそうです。
これまでブログでは防犯上の理由からお子さんたちの写真は載せていませんでしたが、『私の何がイケないの?』ではお子さんたちも登場するそうです。
『たくさんのお父さんお母さん。そしてこれからお父さんお母さんになる方に観ていただきたい!!
子育てに悩みを抱えている人、ほんの少しでもお力になれたら、うれしく思います。』
と奥山さんは言っています。
同じ悩みを抱えているたくさんの人たちの力になるために、今回テレビに登場されるのではないかと思います。
奥山さんの天真爛漫のあの明るさ、どんなお母さんなのか、そしてどんなご家庭なのか見てみたいです!
<↓追記 10.7↓>
これからダウン症児のママになる人へ
番組の最後に放送された『これからダウン症児のママになる人へ』世界のダウン症児からのメッセージビデオ。
号泣でした。
後半にそれぞれの子供たちのお母さんが登場して、彼女たちの笑顔と母に抱きしめられたときの子供たちの幸せそうな笑顔をみたら涙が止まらない・・・
“愛してる”もうその想いだけ。みんな一緒だ。
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